2019.11.27
, EurekAlert より:
友人や家族と食事をするときにひとりでよりもたくさん食べるのは、生存率を高めるための先祖がえりの一種かもしれない、という英国バーミンガム大学からの研究報告。これは心理学では「社会的促進」として知られる現象である。
先行研究で、ヒトは他者と共に食べる時にひとりで食べるより最大48%多く食べることや、肥満女性が29%多く食べることが報告されている。
今回研究チームは、社交的な食事に関する42件の先行研究を評価した結果、社交的に食べることは、単独で食べることに比べて摂食量を増やす強力な効果があることを発見したという。
その説明として研究チームは、先祖の狩猟採取民族は、食糧不足の時期に対する保護のために食糧をシェアしており、これが生存率を高める働きがあったからではないかと考察している。
出典は『米国臨床栄養学雑誌』。 (論文要旨)
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