2019.11.20
, EurekAlert より:
食物繊維とヨーグルトの摂取は、肺がんリスクの低下と関連があるようだ、という米国バンダービルト大学医療センターからの研究報告。
研究チームは、米国、欧州、アジアで実施された1,445,850人の成人を含む10件の前向きコホート研究のデータをプールして解析した。解析は2017年11月から2019年2月の間に実施された。
データには平均年齢57.9歳の男性627,988人と平均年齢54.8歳の女性817,862人が含まれた。平均追跡期間8.6年のうちに、18,822人が肺がんの診断を受けた。
食物繊維とヨーグルトの摂取は、肺がん発症リスクと具の相関関係にあった。最も繊維の摂取が多かった人は最も少なかった人に比べて肺がんリスクのハザード比は0.83であり、ヨーグルトの場合は0.81であった。
最もヨーグルトの摂取量が多く、かつ食物繊維の摂取量が最も多かった人は、ヨーグルトを食べず、かつ食物繊維の摂取量が最も少なかった人に比べて、肺がんのリスクは30%低かった(全参加者の場合のハザード比0.67、一度も喫煙したことがない人だけの場合0.69)。
「我々の結果は、米国の2015-2020年食事ガイドラインの食物繊維とヨーグルト摂取の推奨を支持する強力なエビデンスである」と研究者はコメントしている。
出典は『JAMA腫瘍学』。 (論文要旨)
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