2019.11.20
, EurekAlert より:
独ホイネブルクの集落に暮らしていた初期ケルト人は、地中海産のワインを地元の陶器で楽しんでいたかもしれない、という独ミュンヘン大学とチュービンゲン大学からの研究報告。
ドイツ南部のホイネブルクは、ケルト文化の中心地のひとつであり前7世紀から前5世紀の鉄器時代初期に発展した。
ガスクロマトグラフィーと質量分析の結果、地中海産のワインが予想されたよりも以前に存在し、アッティカ製の容器が輸入されるよりも前、都市部中央のエリートメンバーが城塞を築く前に、最古の地元陶器を含むさまざまな容器によって飲まれていたことが明らかになった。
従来、輸入ワインはエリートのためのものと考えられていたが、少なくとも初期のホイネブルクでは共同体の誰もが利用できた可能性がでてきたことになるという。
出典は『プロスワン』。 (論文要旨)
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