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[栄養]  ビタミンDとオメガ-3は全身性炎症のリスクを低下させない
2019.11.18 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

ビタミンDとオメガ3脂肪酸のどちらのサプリメントも、炎症のバイオマーカーを減少させないようだ、というカナダ、ブリティッシュコロンビア大学等からの報告。

今回、研究者らは、VITAL試験(無作為化2重盲検プラセボ対照試験)において、ビタミンDかオメガ3脂肪酸、もしくは両方の全身性炎症への影響を調査したという。対象者は、試験開始時、サプリメントまたはプラセボを1年間服用した。3つの既知の炎症バイオマーカー濃度(インターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子受容体、高感度C反応性タンパク質(hsCRP))をテストした。

結果は、1年間、ビタミンDもオメガ3脂肪酸サプリメントのどちらを摂取しても、バイオマーカーを減少させなかったという。驚くべきことに、ビタミンDサプリメントを摂取している者では、 IL-6濃度は、減少するのではなく、逆に8.2%増加した。試験開始時、魚の摂取量が少なかった対象者では、hsCRP濃度は、オメガ3脂肪酸サプリメントを摂取している者で、低下した。

「いずれのサプリメントを摂取した者でも、炎症マーカーの減少は認められなかった。しかしながら、我々は、ベースラインで魚の摂取量が少ない者は、炎症関連のバイオマーカーの1つの減少が認められた」と コステンバーダー氏は述べている。

出典は『臨床化学』。 (論文要旨)      
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