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[栄養]  不健康な「超口当たりの良い」食品を定義する
2019.11.11 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

不健康だがおいしくてやめられない食品は、単独の成分でなく組み合わせによって嗜好体験を強化されるように作られているようだ。米国カンザス大学の研究チームは、その相乗効果が3種類のクラスターに分類できることを発見したという。

3種類のクラスターとは、「脂肪と塩分」(脂肪 >25% kcal、ナトリウム >=0.30% 重量、 ホットドックやベーコンなど)、「脂肪と砂糖」(脂肪 >20% kcal、砂糖 >20% kcal、ケーキ、アイスクリーム、ブラウニーなど)、「糖質と塩分」(糖質 >40% kcal、ナトリウム >=0.20% 重量、クラッカー、プレッツェル、ポップコーンなど)である。

研究チームは米国農務省の食品データベース7,757品目についてクラスターを適用した結果、62%の食品が、3クラスターの少なくとも1つの基準を満たしていることを発見した。

通常の食品のほとんど(70%)は、肉料理や卵など脂肪と塩分が多く、嗜好性の高い食品の25%は脂肪と砂糖が多く、16%は糖質と塩分が多かった。複数のクラスターに適合した食品は10%未満だった。

衝撃的だったのは、超口当たりの良い食品の5%が、低(または無)脂肪、糖、塩、カロリーと謳われた食品だったことだという。データベース中の低(または無)脂肪、糖、塩、カロリーと謳われた食品の実に49%が超口当たりの良い食品であった。

「本研究は、こうした食品が特定の場所、たとえば小学校での販売制限などに利用できるだろう」と研究者はコメントしている。

出典は『肥満学』。 (論文要旨)      
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