2019.11.7
, EurekAlert より:
犬を飼うことは、より長く生きることとより良い心血管系アウトカムに関連しているようだ、というスウェーデン・ウプサラ大学からの研究報告。特に一人暮らしの心筋梗塞、脳卒中生存者で顕著だという。
研究チームは、スウェーデン全国患者登録から心筋梗塞か脳卒中を起こした犬所有者と非所有者の健康アウトカムについてのデータを解析した。患者はスウェーデン在住の40-85歳で2001年から2012年に心筋梗塞または虚血性脳卒中を経験していた。
データ解析の結果、非犬所有者に比べて、心筋梗塞の犬所有者は退院後一人暮らしにおいて死亡するリスクが33%低く、パートナーや子供と共に住んでいる場合は15%低かった。脳卒中の犬所有者は、退院後一人暮らしにおいて死亡するリスクが27%低く、パートナーや子供と共に住んでいる場合は12%低かった。
研究では、182,000人近い心筋梗塞が記録され、そのほぼ6%が犬所有者であり、155,000人近い虚血性脳卒中が記録それ、そのほぼ5%が犬所有者だった。犬を所有していることはスウェーデン農業理事会とスウェーデンケネルクラブの登録データで確認された。
犬の所有と死亡リスクの低下の関連は、身体活動量の増加と、うつ病・孤独の減少によって説明できるのではないかとしている。
出典は『循環器:心血管性質と転帰』。 (論文要旨)
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