2019.10.25
, EurekAlert より:
十代の少年たちはソーシャルメディアを通じて健康的なライフスタイルに関する情報にアクセスしており、健康的でない身体イメージへの強迫観念のような有害なオンライン情報に対しては、ユーモア、皮肉、冗談によって対抗しているようだ、という英国バーミンガム大学からの研究報告。
研究チームは、12か月かけて10の学校から1,300人以上の十代少年を対象に、クラス討議、インタビュー、ワークショップ、調査を実施した。
一般に信じられているところとは対照的に、研究では十代少年たちはソーシャルメディアの知的で批判的なユーザであり作り手でもあることが明らかになったという。例えば、彼らは#gymladのようなハッシュタグをつけて、笑い者になるのを恐れることなく、受け入れ可能な冗談の範疇で、ジムでの自撮り写真を投稿する。
「十代少年たちからのエビデンスは、もしあなたが筋肉隆々で引き締まった肉体を持っていれば、gymladになることができるが、あなたはアイロニカルな方法でgymladを使うこともできることを示している」と筆頭研究者のビクトリア・グッドイヤー博士は語っている。
「ユーモアと皮肉を使うことで、少年たちは依然として、こき下ろされたり嘲笑されたりするリスクなしに、ジムの肉体を志向し、スポーツ、エクササイズ、健康的な食事によって動機づけられることが可能である。」
「本研究で特に重要なことは、若い人たちがソーシャルメディアの批判的なユーザかつジェネレーターであることが示されているところである。」
「若い人たちがソーシャルメディアのスイッチを切ることはできない。そういう選択肢は存在しない。だが、我々は健康と身体イメージ対するソーシャルメディアお否定的なインパクトについての多くのニュースを目にするけれども、現実には我々は十代少年たちが情報にアクセスし学習しそれに動機づけられるだけでなく、リスクを回避する方法を見つけているのを目の当たりにしている。」
出典は『スポーツ、エクササイズ、健康における質的研究』。 (論文要旨)
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