2019.10.18
, EurekAlert より:
我々は自分たちが食べる物のエネルギー密度をうまく判断できないようだ、というニュージーランド・オタゴ大学からの研究報告。
筆頭研究者のメイ・ペン博士は、エネルギー密度についての不正確な判断が過食と体重問題を起こすのかもしれない、と述べている。
研究チームは、70名(うち34名は過体重)の参加者を対象にポーションサイズとエネルギー密度に対する認知バイアスをガーナータスクパラダイムを用いて測定した。
その結果、参加者は、食品の量を良好に評価するが、エネルギー密度についてはそうではないことを発見したという。
「特に驚いたのは、食品のカロリーを判断することには、人々の間にかなりのばらつきがあるということだった」とペン博士は言う。
「人々は一般に高カロリーの食品と低カロリーの食品を区別するのが得意だが、この判断プロセスがより直感的にみえる人がいる。ある人々は、高カロリー食品が少量あると、不健康度が減ったように感じるようだ。」
多くの健康ガイドラインが、ポーションサイズに基づいているが、研究チームは、もっとエネルギー密度についての情報を提供する必要があると信じているという。
出典は『食欲』。 (論文要旨)
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