2019.10.9
, EurekAlert より:
膨満感、胃痛などの消化器症状の引き金となる炭水化物が少ない食事、低FODMAP食、は胃腸に問題のある小児の治療に有用であるようだ、というニュージーランド・オタゴ大学からの研究報告。
研究チームは、IBS(過敏性腸症候群)のような機能性腸疾患(FBD)で低FODMAP食治療を受けた小児患者29名の症例ノートから集めたデータを解析した。
29名中、消化器症状が完全に解決したのは膨満感12例中11例、下痢15例中13例、腹痛22例中17例であった。23名(79%)の患者が症状の改善を報告した。
フルクタンが最も一般的に症状を起こす原因の炭水化物とみられたという。
低FODMAP食は、FBDの小児患者の食事療法の戦略として有用である、と研究チームは結論付けた。
出典は『JGHオープン』。 (論文要旨)
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