2019.9.19
, EurekAlert より:
ソーシャルネットワークの介入は、健康的行動とアウトカムに対し、有意な影響を与える可能性があるようだ、というクイーンズ大学ベルファスト等からの報告。短期間と長期間の両方において、効果が認められたという。
ここでいうソーシャルネットワークとは、友人、隣人、職場の同僚、知人、その他の人々とのつながり全般をさし、オンラインに限定されていない。
今回の研究では、27件のランダム化比較試験を含む37件の研究のシステマティックレビューとメタ解析を行い、健康的行動とアウトカムに対するソーシャルネットワーク介入の有効性を調査した。
結果は、セクシャルヘルスのアウトカムにおいて、ソーシャルネットワークの有意な影響が認められたという。アルコール乱用、幸福感、糖尿病のマーカーの変化、禁煙に対する、ソーシャルネットワークの有意な影響も認められた。短期(6か月未満)と長期(6か月以上)の両方の期間において、効果が認められた。一方で、薬物リスクに対する介入効果は、有意ではなかったという。
「健康的行動とアウトカムを改善するために、ソーシャルネットワークの介入をデザインしテストし、個人レベルのアプローチを超えることをお勧めする」と筆者は述べている。
出典は『プロス医学』。 (論文要旨)
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