2019.9.11
, EurekAlert より:
10kgの過剰な体脂肪が、うつ病の発症リスクの7%上昇と関連するようだ、というデンマーク・オーフス大学からの研究報告。
「我々はまた、体脂肪の位置はうつ病リスクに関係ないことを発見した。つまり、脂肪の直接の生物学的な効果ではなく、肥満であることの心理学的な結果であることを示唆している」とゼーレン・ディネーセン・エスタガールド博士は語っている。
研究チームは、2つの大規模遺伝データセット(英国バイオバンク、精神医学ゲノミクスコンソーシアム)のデータを解析した。英国バイオバンクのデータは33万人の遺伝子情報と体脂肪情報を含み、精神医学ゲノミクスコンソーシアムのデータは、うつ病患者13万5千人と34万5千人の健常者の遺伝子とうつ病情報を含んでいる。
エスタガールド博士は、本研究がメンデルランダム化法を解析に用いたことが、本研究が成功した主要な理由であると語っている。
出典は『トランスレーショナル精神医学』。 (論文要旨)
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