2019.7.10
, EurekAlert より:
全般的に食事の質が良くない高齢者はフレイルの高いリスクと関連するようだ、という蘭アムステルダム自由大学からの研究報告。
研究チームは、米国の「健康、加齢、体組成研究」に参加した70-81歳の2,154名を対象に前向きコホート研究を実施した。
4年間の追跡期間中に、277名がフレイルと診断された。食事の質が貧しい(poor)および中程度(medium)だった人は、良い(good)人と比べて、フレイルと診断されるリスクが、それぞれ92%と40%高かったという。
たんぱく質の摂取量との関連はみられなかった。
「フレイルの発症における、たんぱく質のように単一の栄養素の役割は完全にはわかっておらず、さらなる研究が必要とされている。本研究は、全般的な食事の質が重要であることを示唆している」と筆頭研究者のリンダ・ヘンゲヴェルトはコメントしている。
出典は『米国老人医学会雑誌』。 (論文要旨)
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