2019.7.3
, EurekAlert より:
自分が貧弱だと思い体重を増やそうとするティーンは、いわゆる筋肉指向問題摂食行動のリスクが高まるようだ、という米国カリフォルニア大学サンフランシスコ校からの研究報告。
研究チームは、米国在住の11-18歳の14,891名のティーンを18-24歳まで7年間追跡調査した。
その結果、追跡期間中に男子の22%、女子の5%に、この問題摂食行動がみられたことが明らかになったという。
特に、体重を増やすために運動した男子は、このタイプの摂食障害のリスクが142%高く、女子では248%高かった。自分が過体重だと考える男子ではリスクは56%高く、女性では271%高かった。
「一部の摂食障害は診断が困難である。両親や小児科医によって容易に識別される神経性食思不振症とは異なり、体重を増やすための摂食障害は健康習慣にみえるため気づかない傾向が高い」と研究者は注意を呼び掛けている。
出典は『国際摂食障害雑誌』。 (論文要旨)
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