2019.5.13
, EurekAlert より:
ペパーミントオイルには、食道関連疾患の患者の嚥下困難や非心臓性胸痛などを含む症状を改善する効果があるかもしれない、という米国サウスカロライナ医科大学からの研究報告。
研究チームは、予備的な研究において38名の嚥下困難や非心臓性胸痛を訴える患者を対象にペパーミントの効果に関する検討を行った。
その結果、食事の前にペパーミントオイルのタブレットを摂取した患者は、摂取しなかった患者に比べて、食後の気分がより良好であったと回答した。嚥下困難、胸痛の両方の患者に効果が見られたが、嚥下困難者よりも胸痛患者の方により効果がみられた。特に食道のけいれん性障害のある患者でより良い結果がみられたという。
本研究は予備的研究であり、ランダム化プラセボ対照臨床試験で確認する必要があるとしながらも、「安全性、低価格、広く利用できることなどを考えれば、ペパーミントオイルの使用にリスクはないと考えられる」と筆頭研究者のモハメド・カラフ医師はコメントしている。
出典は『消化器疾患科学』。 (論文要旨)
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