2018.10.25
, EurekAlert より:
1日1.5リットルの水を追加で摂取した女性は、いつも通りの水分しか摂らなかった女性に比べて、再発性尿路感染症のリスクが48%低下低下した、という米国テキサス大学からの臨床試験。
尿路感染症を発症した女性は、4分の1が6か月以内に、44-77%が1年以内に再発するという。
研究チームは、1日の摂水量が1.5リットル未満の再発性膀胱炎の女性140名をランダムに2群に振り分け、介入群には1.5リットルの水を追加し、対照群には追加せずに12カ月間の介入試験を実施した。
その結果、対照群の女性では平均3.2回の膀胱炎再発がみられたのに対し、介入群の女性では平均1.7回に過ぎなかったという。
同様に膀胱炎治療のための抗生物質の処方回数も、対照群では3.6回だったのに対して、介入群は1.9回だった。
再発までの平均間隔は対照群が84.4日だったのに対して、介入群では142.8日だった。
「これは顕著な違いだ」と主任研究者のイエア・ロータン教授は語っている。「この知見が重要なのは、女性の半数以上が膀胱炎を経験するからだ。女性のもっともありふれた感染症のひとつなのである。」
出典は『JAMA内科学』。 (論文要旨)
|