リンクdeダイエット 世界の最新健康・栄養ニュース お問合わせ プライバシーポリシー リンク・著作権等について
ニュース詳細
[病気]  ナツメグの隠された力:肝臓を助ける
2018.5.10 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

ナツメグ(ニクズクの種子)は、芳香性健胃薬として伝統的な漢方で使われてきた生薬の一種だが、肝臓にも効果がありそうだ、という中国科学アカデミー昆明植物研究所からの報告。

ナツメグはスパイスの一種として世界の年間消費量は9千トンに上るという。インドネシアに多く自生し、喘息、リューマチ、歯痛、感染症などの治療に用いられる。脂質異常症、高血糖、心筋損傷、肝毒性などにも有効であることが研究的には知られている。

研究チームは、肝毒性のマウス動物モデルを使用して、ナツメグの肝臓保護機能のメカニズムを探った。メタボロミクス解析によって、ナツメグは、種々の脂質やアシルカルニチンを健康なレベルに保つことで肝臓を損傷から保護する働きがあることが明らかになった。また遺伝子発現研究から、PPARαがナツメグによって変化すること、PPARα遺伝子を欠くマウスでは肝臓損傷からナツメグの保護効果が見られないことが明らかになった。

加えて、研究チームは、ナツメグの特異成分であるミリスリグナンに肝損傷からの強い保護効果があることを明らかにした。

出典は『プロテオーム研究雑誌』。 (論文要旨)      
 「病気」 カテゴリ 最近の注目トピック
  所得格差の大きい州ではCOVID-19による死亡数が多い  
  町全体の調査で感染者の40%は無症状だったことが判明  
  高コレステロールの人は炭水化物を避けるべき!?  
  肥満の黒人、マイノリティに高いCOVID-19感染リスク  
  不健康な脂肪沈着に関連する過剰な糖摂取  
  死と最も密接に関連する社会および行動要因  
 
翻訳機能ON/OFF選択
ON OFF
自分で探してみよう
最新ニュース(EurekAlert!)
最新文献(PubMed)
最新健康食品文献リスト
関連ページ
国立健康・栄養研究所
健康・栄養フォーラム
健康・体力づくりと
  運動に関するデータベース
栄養調査情報のひろば
「健康食品」の
  安全性・有効性情報