食品の熱損耗についてお伺いします。

学校、病院、老人福祉施設、保育園などで給食管理を行う場合、食品の熱損耗は考慮して献立作成を行ったほうがよいのでしょうか?

学校給食の場合、以前は学校週報で熱損耗率が示されていたので、いくつかのビタミンについては熱損耗を考慮して給食管理を行っていましたが、今は学校給食でも熱損耗は考えずに給食管理を行っていると聞きました。

もしも給食管理で熱損耗を考慮する場合、どの程度の損耗率で計算をするのが良いのでしょうか?

また、熱損耗率は調理方法やビタミンの種類によって異なると思うのですが、調理方法に関係なくビタミンごとに一律に考えても問題はないのでしょうか? もしくはビタミンごと、調理方法ごとに考える必要があるのでしょうか?

合わせて、食品の熱損耗率について参考になる文献、書籍などありましたがご教授いただければと思います。

長い質問で申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

Requested and Answered by ゲスト on 06-Dec-2011 09:41

食品の熱損耗についてお伺いします。

学校、病院、老人福祉施設、保育園などで給食管理を行う場合、食品の熱損耗は考慮して献立作成を行ったほうがよいのでしょうか?

学校給食の場合、以前は学校週報で熱損耗率が示されていたので、いくつかのビタミンについては熱損耗を考慮して給食管理を行っていましたが、今は学校給食でも熱損耗は考えずに給食管理を行っていると聞きました。

もしも給食管理で熱損耗を考慮する場合、どの程度の損耗率で計算をするのが良いのでしょうか?

また、熱損耗率は調理方法やビタミンの種類によって異なると思うのですが、調理方法に関係なくビタミンごとに一律に考えても問題はないのでしょうか? もしくはビタミンごと、調理方法ごとに考える必要があるのでしょうか?

合わせて、食品の熱損耗率について参考になる文献、書籍などありましたがご教授いただければと思います。

長い質問で申し訳ありません。どうぞよろしくお願いいたします。

最近では、給食管理における栄養計算では、調理による栄養素の損失を考慮していないようです。国民健康栄養調査における計算では、調理後重量が測定されており、成分表に調理後の値が掲載されているものについては、調理後の成分表値を使用しています。また、生重量で計測されたものについては、調理による重量変化を換算の上、調理コードを用いて対応しています。調理コードは、各種の資料から調理による栄養素の損失を考慮した係数を成分表における生食品の成分値に乗じるようにしています。なお、比較的新しい文献としては、栄養学雑誌2003年61巻251?262ページ、渡邉らによる「五訂成分表収載食品の調理による成分変化率表」が参考になると思います。

栄養教育研究部 高田

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