よくある質問(FAQ)
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よくある質問と回答をまとめてあります。ご質問があるときは、ここではなくメインフォーラムにお願いします。
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 24-Sep-2013 13:30 (1859 reads)
【質問全文】
ワーファリン(ワルファリン)とグルコサミンの飲み合わせによってPT-INRが上昇したという報告を複数みましたが、ワーファリンを服用していない人がグルコサミンを摂取し、異常が出ることはあるのでしょうか?
私の病院の患者さんで、グルコサミンとコンドロイチンを含む健康食品を摂取している方に、PT-INRの上昇がみられました。ワーファリンは服用されていません。
【回答】
グルコサミンやコンドロイチンのみでPT-INRが増加したという情報は見つけることができませんでした。
専門ではありませんが、肝機能が低下すると血液凝固に影響する可能性があるかもしれません。その方は肝機能は正常なのでしょうか?
グルコサミンなどで肝機能障害が起きる事例はあります。
健康食品と健康被害の因果関係を明らかにすることはとても難しいです。
患者の方が健康食品をいつから摂取し、その影響がいつ発現し、摂取中止によりその症状が改善するかという情報、また基礎疾患があるかどうか、他の併用医薬品があるかどうかという情報があれば、因果関係の推定がある程度できます。
ワーファリン(ワルファリン)とグルコサミンの飲み合わせによってPT-INRが上昇したという報告を複数みましたが、ワーファリンを服用していない人がグルコサミンを摂取し、異常が出ることはあるのでしょうか?
私の病院の患者さんで、グルコサミンとコンドロイチンを含む健康食品を摂取している方に、PT-INRの上昇がみられました。ワーファリンは服用されていません。
【回答】
グルコサミンやコンドロイチンのみでPT-INRが増加したという情報は見つけることができませんでした。
専門ではありませんが、肝機能が低下すると血液凝固に影響する可能性があるかもしれません。その方は肝機能は正常なのでしょうか?
グルコサミンなどで肝機能障害が起きる事例はあります。
健康食品と健康被害の因果関係を明らかにすることはとても難しいです。
患者の方が健康食品をいつから摂取し、その影響がいつ発現し、摂取中止によりその症状が改善するかという情報、また基礎疾患があるかどうか、他の併用医薬品があるかどうかという情報があれば、因果関係の推定がある程度できます。
[ 運動 ]
Requested and Answered by ゲスト on 24-Sep-2013 11:54 (1910 reads)
アメリカスポーツ医学会のメッツ表ではいかがでしょうか?
当研究所HPに、日本語訳を掲載しています。
https://www0.nih.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
山登りは、p.39に数種類の数値が紹介されています。
また、メッツ表の背景等については、以下をご覧ください。
https://www0.nih.go.jp/eiken/info/pdf/kenkoeiyonews40.pdf
ちなみに体重60?の人の場合、
メッツ値=一分間あたりのカロリー
となります(例:4メッツであれば、4kcal/分)。
当研究所HPに、日本語訳を掲載しています。
https://www0.nih.go.jp/eiken/programs/2011mets.pdf
山登りは、p.39に数種類の数値が紹介されています。
また、メッツ表の背景等については、以下をご覧ください。
https://www0.nih.go.jp/eiken/info/pdf/kenkoeiyonews40.pdf
ちなみに体重60?の人の場合、
メッツ値=一分間あたりのカロリー
となります(例:4メッツであれば、4kcal/分)。
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 30-Aug-2013 11:11 (3024 reads)
クエン酸回路を活性化するというのは、理論的にはありうると思います。ただ、経口摂取したものに、どれだけの効果があるかについては、実験したデータがなければわかりません。
たとえば、クエン酸は体内でも生成されており、経口摂取したクエン酸がその1/1000程度しか貢献できないのなら、ほとんど意味はありません。
健康食品では「体内で不足しているから○○を摂取すればよい」との情報が出されていますが、そこには量的な概念がほとんどありません。摂取したものがどれだけの量で吸収され、必要な部位にどれだけの濃度でいきわたるかが重要なのです。摂取した製品の有効性は、実際にヒトで製品を摂取させて検討しなければわかりません。
宣伝をしている企業が、その点を理解し、データとして保持しているのなら根拠があるといえます。しかし、それが証明できていなければ、虚偽の表示や宣伝をしていると判断される可能性があります。
結局、今回のご質問については、「クエン酸を経口摂取するとクエン酸サイクルが活発になる」という、ヒトでの実験データを企業に提供してもらうしかありません。当方で複数のデータベースを用いて検索してみましたが、そのような情報を見つけることはできませんでした。
たとえば、クエン酸は体内でも生成されており、経口摂取したクエン酸がその1/1000程度しか貢献できないのなら、ほとんど意味はありません。
健康食品では「体内で不足しているから○○を摂取すればよい」との情報が出されていますが、そこには量的な概念がほとんどありません。摂取したものがどれだけの量で吸収され、必要な部位にどれだけの濃度でいきわたるかが重要なのです。摂取した製品の有効性は、実際にヒトで製品を摂取させて検討しなければわかりません。
宣伝をしている企業が、その点を理解し、データとして保持しているのなら根拠があるといえます。しかし、それが証明できていなければ、虚偽の表示や宣伝をしていると判断される可能性があります。
結局、今回のご質問については、「クエン酸を経口摂取するとクエン酸サイクルが活発になる」という、ヒトでの実験データを企業に提供してもらうしかありません。当方で複数のデータベースを用いて検索してみましたが、そのような情報を見つけることはできませんでした。
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 12-Aug-2013 17:29 (7541 reads)
一般には、干柿を対象とした場合でも粉砕し、柔らかくしたものをそのまま測定に用います (干柿といっても 20 % 近く水分を含みます)。
詳細は、以下の URL に記載の方法を参考にしてみてください (餡・ようかんの項参照)。
https://www.atago.net/japanese/guide_top.html
また、別の方法としては、干柿と一定量の水を加えて、均質化したものを測定する事でも、測定はできると思います。
その際、実測結果に対し計算による補正 (加えた水分量の) をしたものが、元の糖度となります。
より専門的なことに関しては、以下 URL の「お問い合わせ」をご活用することも有効な手段だと思いますので、付記させていただきます。
https://www.atago.net/japanese/index.html
食品保健機能研究部
詳細は、以下の URL に記載の方法を参考にしてみてください (餡・ようかんの項参照)。
https://www.atago.net/japanese/guide_top.html
また、別の方法としては、干柿と一定量の水を加えて、均質化したものを測定する事でも、測定はできると思います。
その際、実測結果に対し計算による補正 (加えた水分量の) をしたものが、元の糖度となります。
より専門的なことに関しては、以下 URL の「お問い合わせ」をご活用することも有効な手段だと思いますので、付記させていただきます。
https://www.atago.net/japanese/index.html
食品保健機能研究部
[ 栄養 ]
Requested and Answered by ゲスト on 07-Aug-2013 13:25 (2425 reads)
ご存じの通り、日本では、国民の健康を維持・増進するためのエネルギー、栄養素の摂取基準値として栄養所要量が使われてきました。栄養所要量の歴史は古いのですが、1969年からは厚生省(現在の厚生労働省)が所管官庁になり、それ以降は、5年おきに策定されています。その後、2005年版より名称が食事摂取基準に変わりました。
食事摂取基準を策定することが法律で定められたのは比較的最近のことで、2009年に健康増進法第三十条の二に「厚生労働大臣が定めて公表する」という法的根拠ができてからです。
法律上は、なぜ5年おきに策定しなければないかの記載はありませんが、5年ごとに改定することで、最新の研究成果を、反映させることが出来る仕組みになっています。
なぜなら、食事摂取基準を作る際には、世界中で進んでいる栄養に関する研究を集め(エビデンスの収集)、それぞれの研究結果について、専門家が内容を読み、まとめる作業を行い(エビデンスの系統的レビュー)、基準値を策定します。エビデンスは、世界中で常に新しい成果が出ているため、5年ごとに改定することで、栄養と健康に関連する新しい情報をいち早く取り入れた食事摂取基準となっています。
諸外国を見てみると、定期的に食事摂取基準を改定している国は多くなく、”エビデンスの蓄積度”の具合に応じて、その時々で個別に栄養素の策定委員会がたち上げられ、該当する栄養素のみの値の改定がなされています。最近で言えば、アメリカ・カナダ食事摂取基準のビタミンD、カルシウムの基準値が14年ぶりに新しくなりました。
食事摂取基準研究室スタッフ
食事摂取基準を策定することが法律で定められたのは比較的最近のことで、2009年に健康増進法第三十条の二に「厚生労働大臣が定めて公表する」という法的根拠ができてからです。
法律上は、なぜ5年おきに策定しなければないかの記載はありませんが、5年ごとに改定することで、最新の研究成果を、反映させることが出来る仕組みになっています。
なぜなら、食事摂取基準を作る際には、世界中で進んでいる栄養に関する研究を集め(エビデンスの収集)、それぞれの研究結果について、専門家が内容を読み、まとめる作業を行い(エビデンスの系統的レビュー)、基準値を策定します。エビデンスは、世界中で常に新しい成果が出ているため、5年ごとに改定することで、栄養と健康に関連する新しい情報をいち早く取り入れた食事摂取基準となっています。
諸外国を見てみると、定期的に食事摂取基準を改定している国は多くなく、”エビデンスの蓄積度”の具合に応じて、その時々で個別に栄養素の策定委員会がたち上げられ、該当する栄養素のみの値の改定がなされています。最近で言えば、アメリカ・カナダ食事摂取基準のビタミンD、カルシウムの基準値が14年ぶりに新しくなりました。
食事摂取基準研究室スタッフ