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真の運動による運動消費カロリーでは安静時の消費エネルギー(1METS)を指し引いていますが、簡易換算式:体重×EX×1.05=消費カロリー の概算の考え方はどのように違うのでしょうか?  
Requested and Answered by ゲスト on 29-May-2008 21:54 (9010 reads)
運動中に消費したエネルギーは、確かに、
体重×Ex×1.05
=体重×(メッツ×時)×1.05
で推定可能です。

例えば、4メッツの速歩を30分(=0.5時間)実施した場合、
体重×4×0.5×1.05(kcal)
となります。

ただし、この中には、安静時代謝量も含まれています。
つまり、その時間帯に安静にしていたとしても、
体重×1×0.5×1.05(kcal)
を消費していると考えられます。



しかし、減量の効果を推定するような場合は、
「運動することにより、”運動しなかった場合と比べて”、エネルギーをどれだけ”余分に”消費したか」
を知りたいところです。

そこで、仮に、
運動しなかった場合=安静時(1メッツ)
とすると、1メッツ分を差し引いて、
運動によって”余分に”消費したエネルギー
=体重×(4?1)×0.5×1.05
となります。

このように、
運動中のエネルギー消費量(安静分を含む)

運動によって”余分に”消費したエネルギー
では、1メッツ分の差が出ます。




ちなみに、”METs”のsは、複数形のsです。
したがって、例えば、
1MET ⇔ 3METs
といったように使い分けます。
実際には、ほとんどの場合に”s”がつくことになるはずですが…。


わかりづらい点などありましたら、お手数ですが改めてご連絡下さい。


国立健康・栄養研究所
健康増進プログラム
エネルギー代謝プロジェクトリーダー
田中茂穂


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