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栄養教育プログラム

1.プログラム/プロジェクトの概要


(1)プログラムの概要

 生涯を通じた健康づくりのための健康・栄養教育のあり方や環境整備について、食育・生活習慣病予防・栄養ケア・マネジメント(食介護)の3プロジェクトで研究する。

 栄養教育(保健指導)や食育、食介護の実践現場で抱える問題点を掘り起こし、より効果的な事業展開をするための方法論や評価法の開発を含める実践的研究を産官学共同で取り組む。子供、成人、高齢者それぞれのライフステージにおける食生活および食習慣と健康に関する問題を明らかにする。また、コホートを使った研究によって、生活習慣病等の疾患発症とそれら疾患の発症に関連する種々の要因(環境要因、遺伝的要因)との関連性を検討し、栄養教育、食育等の実施への基礎データを構築し、テーラーメードヌトリションの確立を目指す。


(2)プロジェクトの概要

a.食育プロジェクト

 平成17年に施行された「食育基本法」に基づいて、多くの団体(国、地方自治体、地域ボランティア、生産者、企業など)が積極的に展開している食育の実践活動を支援する。また、食育基本計画の中には、5年後の見直しを視野に入れた、数値目標が設定されており、その達成状況を評価する。食育活動展開の為の科学的基盤を得るためにフィールドでの調査研究を実施すると共に食育の現状解析と評価法について研究する。特に、食育の教育方法や評価法の開発に重点をおく。また、海外での食育の現状を把握するため、海外の食育に関する論文をレビューし、日本と海外の食教育に関する意識の差異について比較検討する。


b.生活習慣病予防プロジェクト

 生涯を通じた健康づくりに有効な栄養教育方法の確立を目指して、特に成人期の生活習慣病予防のためのリスク因子抽出・介入方法検討の基礎的基盤を築く。

 新規健診・保健指導に寄与するため、メタボリックシンドローム予備群・有病者群を減少させる効果的介入の科学的基盤を確立する。肥満者を対象に運動および栄養教育による介入研究を実施し、肥満や生活習慣病の発症にかかる様々な環境要因(食事・生活習慣・社会環境等)や遺伝的要因を総合的に検討し、効果的な栄養教育の方法や成果にかかる評価指標について研究する。

 また、大規模コホートを設定し、肥満や糖尿病などのリスク因子抽出のための縦断研究を行い、肥満や糖尿病予防のための栄養教育法を確立する。


c.栄養ケア・マネジメントプロジェクト

 高齢者の食環境を調査研究し、QOLを高く保つ方法を研究する。摂食・嚥下困難を有する高齢者に対する食事療法・栄養療法のあり方について問題の把握と対策を立案する。異分野の専門家によるワークショップを開催し、実行に向けて改善案を提言する。高齢者施設や在宅での摂食・嚥下困難を伴う高齢者への栄養ケア・マネジメントの質的向上を目指して、わが国の高齢者の介護現場での食をめぐる問題点を抽出し、その改善策を検討する。特に、食介護(食を通じた介護)を食事を通じての全人的ケア・マネジメントとして位置づけ、「最期まで口から食べる幸せ」を維持できる、食介護を目指して、産官学共同で食介護のあり方について検討する。
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作成:2009/10/23 16:28:56 自動登録   閲覧数:3484
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