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きっずぺーじ > 食品成分 > ビタミンC (えいようきっずより転載)
ビタミンC( びたみんしー )
ひらめいたあおいくん ビタミンC(しー)といえば、レモンですよね?

わらった先生 そうね。でも、いちごやキウイ、オレンジ、柿などの果物にも、たくさん入っているのよ。
きーちゃん レモンだけじゃないのね!
先生 そうね。他にも、やオレンジ、黄色野菜や、じゃがいも、さつまいもにも たくさん入っているわよ。

おどろいたあおいくん えーっ!おいもにも入っていたなんて、意外だなぁ!
ところで、ビタミンC(しー)って、体にいいんですか?

おどろいた先生 ビタミンC(しー)は、体になくてはならないものよ。
何百年も、ヨーロッパからアフリカやインドをめざす船乗りたちは、長いのあいだ、新鮮野菜果物をなかなか食べられなかったの。
だから、ビタミンC(しー)が足りなくなって、たくさんの人が死んでしまったのよ。

おどろいたみっくん えぇーっ!たいへんだ!
ぼくも、野菜果物をちゃんと食べなくっちゃ!!
 ビタミンCは水溶性で調理などにより減りやすいビタミンです。ヒト(やモルモットなど)はビタミンCを体内で合成することができないので、本当に長い間(3ヶ月以上)ビタミンCを摂取しないと病気になります。

 実際、大航海時代には、スミレ先生の発言にもあるように、一回の航海で50人とか100人といった人数の船乗りが、ビタミンC欠乏症(壊血病といいます)の症状を呈して死んでいったことが航海日誌(ログ)に残されています(例えば、1497年にポルトガルから喜望峰を回ってインドに行ったヴァスコ・ダ・ガマの乗組員は118人中55人が壊血病で死んだという記録があります)。

 ビタミンの欠乏というのは(Cに限らず)本当に怖いことなのです(ただし、ビタミンC欠乏は1、2ヶ月では起きないので現代日本ではみられません)。

 壊血病がビタミンC欠乏症だということがはっきりわかったのは20世紀になってからですが、大航海時代の船乗りたちにも、この病気にオレンジやレモンが効くことは知られていました。

 ちなみに、意外かもしれませんが、コロンブスのアメリカ大陸発見の航海は、壊血病になるほど長くなかったので、一人の病人もでなかったといわれています。
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作成:2008/7/8 13:39:37 自動登録   更新:2009/10/16 22:37:07 自動登録   閲覧数:4967
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