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今、食育プロジェクトでは

 「食育」という言葉をいろいろなところで目や耳にする機会が多くなってきました。平成17年に食育基本法が制定され、それに基づいて今年3月に策定された「食育推進基本計画」では以下の様な具体的な数値目標が示されました(表1)。

 食育基本法が策定された背景には、私たちの食をめぐる環境(社会的環境や自然環境)の変化、食の乱れに関連すると思われる様々な疾患(生活習慣病など)の増加、そして様々な社会問題が発生してきていることがあります。今一度私たちの食生活を見直し、生涯にわたって心身共に健全であること、そして豊かな人間性を育むことが出来るような社会を実現することを目指して、国民運動として「食育」が推進されています。

 私達「食育プロジェクト」では、「生涯をつうじた健康づくり」をするために、どの様なアプローチ(いつ、どの様に)をすれば「食に対しての関心」を引き出しながら、食行動を変容させることが出来るのか、またどの様な環境設定が必要なのかについて研究を進めています。

 「食育推進基本計画」の数値目標の中で、朝食欠食に関する数値目標および内臓脂肪症候群の認知度の増加は、最終的には内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の高リスク者を減少させる目的があり、具体的に食行動の変容を目標としており、その実現に際しては単に知識の普及だけではなく、各個人が行動変容に至るような栄養教育が実施される必要があります。

 特に子どもに対する食教育は、単純に学校において教育カリキュラムの中で実施するだけではなく、家庭、地域など様々な場面での継続的な働きかけが必要であると考えられます。

 朝食欠食をなくすためには、単純に朝食を食べる運動ではなく、朝食欠食を招く生活習慣の見直しが必須であり、具体的にはどのような生活習慣にしていく必要があるのか、そのためには学校はどのように働きかけるのか、家庭はどのような取り組みをしていく必要があるのか等について、科学的な根拠を提示しながら、根拠に基づいて効果的な食教育を実施出来るような具体的栄養教育について提案していきます。

 また、総合学習の時間を通じて、食育についての普及啓発をしています。【饗場 直美】



ニュースレター「健康・栄養ニュース」第5巻3号(通巻18号)平成18年12月15日発行から転載
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作成:2008/6/16 17:08:26 自動登録   更新:2009/2/10 13:45:27 自動登録   閲覧数:12120
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