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ビタミンB1の抗神経炎作用

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2016/9/13 16:07
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ビタミンB1の作用のしくみとして,糖代謝に関与するいくつかの酵素の補酵素としての作用が知られていますが,ビタミンB1の欠乏症状として知られている脚気は,神経の炎症だとすると,糖代謝の問題と神経の炎症とはどのように結びつくのでしょうか?
あるいは,脚気などの神経の炎症は糖代謝の補酵素としてのビタミンB1の機能とは別の機序で起こるのでしょうか?
 大昔から知られているビタミンなのにこのあたりがよくわかりません.どなたか教えてください.
投票数:7 平均点:5.71
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/9/14 13:40
ゲスト    投稿数: 0
担当研究室からの回答です。(管理人)

ビタミンB1は糖質からエネルギーが産生される際にピルビン酸脱水素酵素などの補酵素として作用しており、ビタミンB1が低下すると、糖質からのエネルギー産生が影響を受け、細胞のATP産生が低下して細胞機能が障害されます。グルコースをエネルギー源として利用している神経組織では特に影響を受けやすく、それで神経症状が出やすいと説明されています。また、ビタミンB1が減少するとグルタミン酸のトランスポーターの減少によりグルタミン酸による興奮性神経毒性を介して神経障害が発生するという説明、活性酸素が生成されて神経障害が発生するという説明もあります。いくつかの教科書をみましたが、明確な記述は見当たりませんでした。
投票数:16 平均点:8.13

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