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EPA(IPA)やDHAは青魚に多い?

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2015/4/18 12:09
guest 
よく,「EPA(IPA)やDHAは青魚に多い」といわれます.国立健康・栄養研究所の健康食品の有効性・安全性情報にも,EPAについてはそのような記述があります.しかし,まあじ,まいわし,さんま,まさば,くろまぐろ(赤身,ぶり,べにざけ,まだい,まかれい,きす,まだら,ひらめなどの一般的に青魚といわれている魚から,そうではないと思われる魚のIPAとDHA含量を,日本食品標準成分表の脂肪酸組成表で調べると,魚のなかで,青魚が特にIPA,DHAが多いとは思えません.「青魚に多いといういうよりも,魚に多い」というべきではないでしょうか?なぜ,
青魚に多いというように言われるようになってしまったのでしょうか.
投票数:23 平均点:6.09
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2015/4/19 7:10
memo 
ご質問の内容は、「青魚とEPA.秦和彦、他.調理科学16巻3号155-160(1983)」に詳しく記載されています。それは、青魚ではTGを脂肪組織のほか筋肉にも貯蔵していること、“青魚がEPAを多く含むのは、脂肪酸組成の違いによるためではなく、青魚筋肉がEPAを含むTGを多量に含有するため”という内容です。この論文はPDFで公開されていますので、無料で入手できます。
投票数:19 平均点:5.79
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/4/19 9:46
ゲスト    投稿数: 0
投票数:24 平均点:4.17
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2015/4/20 12:47
guest 
返信をありがとうございます.紹介された文献を読んでみました.たしかに,文献には,“青魚がEPAを多く含むのは、脂肪酸組成の違いによるためではなく,青魚筋肉がEPAを含むTGを多量に含有するため”と書いてあります.しかし,この文献のデータから,そのように結論するのは不適切ではないでしょうか.この文献のデータが示しているのは,ぶりやいわしのEPAは筋肉中のTGに比較的多いということであり,上記のような結論にはならないと思います.また,「日本食品成分表 脂肪酸成分表」の脂肪酸組成表(g/100g脂肪酸)は体のどこに分布しようが無関係に脂質を抽出して測定しているのですから,やはり,青魚が魚の中で特にIPA,DHAが多いとは言えないと思います.

 ただし,”脂肪酸成分表”の方のデータを見ると,可食部100gあたりのデータなので,青魚の多くは脂肪が多いので,若干印象が変わりますが.
投票数:20 平均点:4.50
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/4/20 14:21
momo 
論文の第4表をみると著者が述べている解釈は間違っていないと思います。この論文の結論が不適切と判断されているのがよくわかりません。該当の論文は学術雑誌で、掲載前に同じ分野の専門家の査読を受けていると思います。もし、著者らの解釈が間違っていると考えられるのであれば、雑誌の編集委員会に、そのように問い合わせられてはどうでしょうか。著者の方から正確な情報が得られるかもしれません。
また、文部科学省が公開している食品成分データベース(https://fooddb.mext.go.jp/)を使って、魚介類でn-3系脂肪酸が多い順を100位まで表示させると、論文の著者が第4表で示している白身魚で入るのは、いさき98位、たら89位だけです。著者が青魚で分類しているのは全て70位までに入り、さば、いわし、さんまは、1-20位に入っています。それから考えても該当論文で著者が述べている内容に間違はないと思います。
私はこの分野の専門ではありません。これ以上の詳細な内容につきましては、水産関係の専門の方におたずね頂くと、正確でご納得いただく情報が得られると思います。よろしくお願いします。
投票数:20 平均点:5.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2015/4/20 15:39
guest 
momo様が,”食品成分データベース(https://fooddb.mext.go.jp/)を使って?魚介類でn-3系脂肪酸が多い順を100位まで表示させると、論文の著者が第4表で示している白身魚で入るのは、いさき98位、たら89位だけです。著者が青魚で分類しているのは全て70位までに入り、さば、いわし、さんまは、1-20位に入っています。それから考えても該当論文で著者が述べている内容に間違はないと思います。”と言っていますが,これは,私が前回の投稿で書いたように,可食部100g当たりだから,すなわち,青魚は脂質の多いものが多いからそのような結果(IPA,EPAの絶対量が多い)になるのだと思います.
投票数:26 平均点:4.62
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/4/20 18:41
ゲスト 
難しいことはよくわからないのですが、素人的には、いさきの塩焼きを食べるよりアジの塩焼きを食べた方がEPAやDHAがたくさん摂れるとか、まぐろの刺身を食べるよりイワシの刺身を食べたがEPAやDHAがたくさん摂れるとかいうことは、「青魚は多い」でいいのではないかと思うのですが・・・。

いろいろな種類のお魚の油については、日本水産(ニッスイ)とかが有名なので、そちらにおうかがいしたら、もっと専門的なことが分かるかもしれませんよ?。
投票数:25 平均点:5.60

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