Re: 枇杷酒の健康効果について
健康食品情報研究室スタッフ
ビワ、ウメなどの種子や未熟な果実には、天然の有害物質であるアミグダリンなどのシアン化合物が含まれていますが、果実の成熟に伴ってアミグダリンは消失し、酒漬けなどの加工によっても分解が促進されることが知られています。
現在摂取されている方法では、完熟したビワの種を長期間酒漬けにされており、なおかつ1回の摂取量が少量であるということから、健康に悪影響を及ぼす可能性は低いかと思われます。また現時点で体調に問題が無い様であれば、これまでの摂取で短期的な影響はなかったものと考えられます。
ただし、ビワの種子には高濃度のシアン化合物が含まれている場合があり、また加工の条件(酒に漬ける時間やエタノール濃度など)によっても分解の程度は異なります。農林水産省からもビワの種子を使用した料理を食べる場合には注意するようにという情報が提供されていますので、今後、不必要に摂取を継続されることはおすすめできません。
当研究所ではアミグダリンに関する詳しい情報を提供しています。また昨年、農林水産省からビワの種子粉末食品に関する注意喚起情報が公表されていますので、併せてご参照ください。
当研究所ウェブサイト内
「アミグダリン」素材情報→https://hfnet.nih.go.jp/contents/detail748.html
「アミグダリンについて」 (話題の食品成分の科学情報)→https://hfnet.nih.go.jp/contents/detail678.html
農林水産省ウェブサイト内
「ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう」→https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html
健康食品情報研究室スタッフ
現在摂取されている方法では、完熟したビワの種を長期間酒漬けにされており、なおかつ1回の摂取量が少量であるということから、健康に悪影響を及ぼす可能性は低いかと思われます。また現時点で体調に問題が無い様であれば、これまでの摂取で短期的な影響はなかったものと考えられます。
ただし、ビワの種子には高濃度のシアン化合物が含まれている場合があり、また加工の条件(酒に漬ける時間やエタノール濃度など)によっても分解の程度は異なります。農林水産省からもビワの種子を使用した料理を食べる場合には注意するようにという情報が提供されていますので、今後、不必要に摂取を継続されることはおすすめできません。
当研究所ではアミグダリンに関する詳しい情報を提供しています。また昨年、農林水産省からビワの種子粉末食品に関する注意喚起情報が公表されていますので、併せてご参照ください。
当研究所ウェブサイト内
「アミグダリン」素材情報→https://hfnet.nih.go.jp/contents/detail748.html
「アミグダリンについて」 (話題の食品成分の科学情報)→https://hfnet.nih.go.jp/contents/detail678.html
農林水産省ウェブサイト内
「ビワの種子の粉末は食べないようにしましょう」→https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/loquat_kernels.html
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枇杷酒の健康効果について
(guest, 2018/1/24 21:14)
- Re: 枇杷酒の健康効果について (健康食品情報研究室スタッフ, 2018/1/25 19:03)