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リンの摂取量に関する記述の見直しの要望

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なし リンの摂取量に関する記述の見直しの要望

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2017/10/24 13:22
ゲスト 
健康・栄養研究所が公表されている「健康食品」の安全性・有効性情報のミネラルについての解説の「リン」の中に、以下の記述があります。

「H.リン摂取状況
平成21年の国民健康・栄養調査では、男性は平均1,056 mg、女性は平均908 mg摂取しています。ただし、この調査では加工食品に添加されているリンの量は加算されていないため、実際のリン摂取量はこれより多いと予想されています。」

リン解説
https://hfnet.nih.go.jp/hfnet/contents/detail.phpno=661

この記述の出典は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」とあり、食事摂取基準のリンの「目安量の設定方法」の項においても同様の記述があります。

しかし、国民健康・栄養調査における栄養素等摂取量の算出には、日本食品標準成分表が用いられており、成分表には、プロセスチーズやハム・ソーセージといった、食品添加物としてのリンを含んだ値が示されている食品も収載されていることから、「この調査では加工食品に添加されているリンの量は加算されていない」との記述は正確ではないと思います。

週刊誌やインターネットには、「加工食品に添加されているリンの量は加算されていない」との記述を引用して、日本人は国民健康・栄養調査結果よりもはるかに多くのリンを食品添加物として摂取しており、結果としてリンの摂取量が過剰であり、危険であるとの記事があり、一般の方の不安を煽っているように思います。

国民健康・栄養調査が、食品添加物として利用されたリン酸のすべてを反映しているものではないとは思いますが、現在の記述では、まったく考慮されていないようにも読めますので、この表現の見直しを検討いただければと思い、投稿しました。

「日本人の食事摂取基準」の記述であり、本来は厚生労働省へお伝えする内容かと思いますが、国民健康・栄養調査に関する記述でもあるため、当該調査の解析を担い、食事摂取基準の検討にも参加される健康・栄養研の本フォーラムにご連絡した次第です。

よろしくお願いいたします。
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