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保健指導、食事、運動、エネルギー代謝に関するQ&A集

食べ方・食べる時間

Q 朝ごはんを食べられないことが多いです。気をつけることはありますか?
A 朝食の欠食は肥満につながります。少しずつ食べる習慣をつけましょう。

 平成18年国民健康・栄養調査の結果でも朝食の欠食が問題になっています(18)

朝食を摂ることで脳のエネルギー源であるブドウ糖を補給し、睡眠中に低下した体温が上がります。
また、腸 の活動が活発になり排便を促します。いわば、朝食を食べることは1日の活動への身体のウォーミングアッ プなのです(4)(10)

朝食を食べない人は肥満になることが多いのですが、これは少ない食事回数と夜遅い夕食、夜食などが原因と考えられています。「なぜ夜遅い時間の食事は太りやすいのですか?」、 「減量のため、1日2食でもいいですか?」も併せてご覧下さい。

朝食を食べるために、まずは夕食の時間を早めてみましょう。また、夜遅い時間に脂質の多い食事を食べると、翌朝起きた時に空腹を感じにくくなります。
例えば、個人差はありますが茶碗1杯のご飯が胃の中にとどまる時間は約2時間半ですが、天ぷらや豚肉は4〜5時間です(17)

胃がもたれるように感じては、おいしく朝食を食べられませんので、夜遅い時間に脂質が多い食事を食べるのは控えましょう。 次に、「朝起きたら何かを食べる」という習慣を身に付けましょう。

はじめは口にしやすいもの、例えば牛乳、ヨーグルト、果物、サラダ、シリアル、おにぎり、味噌汁など何でもかまいません。  何か1品でも食べる習慣が出来たら、次は品数を増やしましょう。

例えば、おにぎり+味噌汁、牛乳+パン、シリアル+果物など、一つでもいいので増やします。 このようにして徐々にメニューを増やし、バランスの良い食事に近づけていきましょう。

2011年4月5日更新