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保健指導、食事、運動、エネルギー代謝に関するQ&A集

調理の工夫

Q 「見えない油脂」って何ですか?
A 食材にも油脂は隠れています。

 「見える油脂」である植物油やバターのほか、様々な食品に油脂は含まれています。
この、食品に含まれている油脂を「見えない油脂」といいます。

 日本人はこの「見えない油脂」を「見える油脂」の2倍以上摂っているといわれています。以下に、代表的な「見えない油」を挙げてみました(14)(15)(22)
  • 60gの豚ヒレ肉は69kcal、バラ肉は232kcal
  • ベーコン100gには、39.1gの脂質が含まれる
  • マグロ(ミナミマグロ)の赤身100gは93kcal、トロ100gは352kcal
  • 市販の一般的なカレールー100gには、34.1gの脂質が含まれる
  • 塩せんべい100gに含まれる脂質は1.0g、ショートケーキ100gに含まれる脂質は14.0g
  • ごはん150g(250kcal)を油で炒めてチャーハンにするには、6.5g(58.5kcal)の油が必要となる
 脂っこい食事を控えていたつもりでも、思わぬところで油脂を摂っている場合があります。
しかし、調理法や使用する部位、下ごしらえなどでエネルギーを抑えることが出来ますので、上記を参考に、各家庭でも工夫してみましょう。

 具体的な方法については、「油脂を控える方法はありますか?」をご覧下さい。

2011年4月5日更新