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国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

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難病・免疫ゲノム研究プロジェクト

1. メンバー

プロジェクトリーダー 清谷一馬
特任研究員 Wu Xiaojing
研修生 趙鵬
技術補助員 牧村二葉、川崎真美、藤原由起
事務補助員 北浦美喜

2. 研究目的・背景

当研究室では、研究の先にいる患者のことを常に考え、「患者のためになる研究」「患者に還元できる研究」を念頭に研究を行っています。個々の患者に合った最適な治療を行うプレシジョン医療の実現を目指し、ゲノム解析および免疫ゲノム解析を中心としたマルチオミックス解析データを駆使し、疾患の原因の解明やバイオマーカーの探索、さらに新規免疫治療法の開発を目指しています。特に、患者一人ひとりのゲノム情報や遺伝子発現情報を基にした個別化がん免疫療法の開発にも取り組んでいます。

研究内容

I. 遺伝子変異を標的とした新規がん免疫療法の開発

がん細胞は遺伝子変異(遺伝子の傷)がいくつも蓄積することにより、正常な制御機構が維持できなくなり、異常な増殖をする細胞です。この異常な遺伝子から作られる異常タンパク質は正常細胞では作られないため、がん細胞の「目印」(ネオアンチゲン)となり、免疫細胞の標的となります。当研究室では、次世代シーケンサーを用いたゲノム解析、スーパーコンピューターを用いた情報解析により、個々の患者に最適な標的ネオアンチゲンを予測する方法を開発しています。これを基にネオアンチゲンを標的としたがんワクチンやネオアンチゲン特異的T細胞受容体(TCR)遺伝子導入T細胞療法、ネオアンチゲン特異的CAR-T細胞療法などの開発に取り組んでいます。

II. がん・難治性疾患のゲノム/免疫ゲノム解析

近年、がん免疫療法はがん治療の中でも注目されてきていますが、その効果はまだ限定的です。当研究室では、患者のがん組織やリンパ節、血液などの臨床検体を用いたゲノム解析や免疫ゲノム解析を通じて、免疫療法の効果や副作用を予測するためのバイオマーカーの探索を行っています。これにより、より効果的ながん治療の実現を目指しています。また、がん以外の難治性疾患についてのゲノム解析および免疫ゲノム解析などの研究も行っています。

難病・免疫ゲノム研究プロジェクト

E-Mail k-kiyotani※nibiohn.go.jp(※を@に置き換えてください。)

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