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各部案内

バイオ創薬プロジェクト

1.スタッフ

○プロジェクトリーダー 角田 慎一
(大阪大学大学院薬学研究科 医薬基盤科学講座 招へい教授)
○サブプロジェクトリーダー 鎌田 春彦
(大阪大学大学院薬学研究科 医薬基盤科学講座 招へい教授)
○特任研究員 井上 雅己
○技術顧問 戸塚 善三郎
○技術補助員 ソムブンタム・プラニー
○技術補助員 谷川 美佑希
○技術補助員 新山 真由美
○技術補助員 細野 恵理佳
○事務補助員 國丸 亜記
○連携大学院生 安藤 大介
(日本学術振興会特別研究員)

2.研究目的・背景

近年、抗体やサイトカイン、生理活性ペプチド、核酸といったバイオテクノロジー産物が、画期的な次世代医薬(バイオ医薬)として開発、実用化されつつあり、がんや自己免疫疾患など、従来型の医薬品では治療が困難であった難治性疾患(難病)も徐々に治る、治せる病へとパラダイムシフトしてきています。しかし、このような「バイオ医薬」の開発プラットフォームは、未だ発展途上であり、治療法の確立されていない難病に対して、より有効性と安全性、そして品質が高度に保証された「バイオ医薬」を、迅速に開発していくための基盤技術の開発が強く求められています。本プロジェクトでは、ファージ表面提示法を用いた機能性蛋白質創製技術や抗体ライブラリ技術、プロテオーム解析技術、ナノテクノロジー、動態制御技術等、独自の21世紀型テクノロジーを駆使することにより、難病に対する新しい治療法・治療薬開発を目指しています。

3.研究内容

(1)抗体プロテオミクス技術を活用した難治性がん等の創薬ターゲットの探索基盤技術開発

近年のゲノム解析、プロテオーム解析等を利用した網羅的解析研究のアウトプットとして見出される疾患の発症と密接に関連したタンパク質(疾患関連タンパク質)候補の中から、真に有用な"疾患マーカー"や"創薬ターゲット"を絞り込み、画期的創薬を達成するためには、タンパク質の機能解析が可能な抗体分子の作製が必要不可欠です。現在の創薬を目指したポストゲノミクスにおける壁は、この抗体作製にあり、当プロジェクトで独自に開発した「抗体プロテオミクス技術」は、この問題点を打破し得る画期的な技術の一つです。この「抗体プロテオミクス技術」は、疾患関連タンパク質の同定から機能性抗体の開発までをシームレスに行えるため、抗体医薬をはじめとする診断薬・治療薬の開発を大きく加速することが期待されます。またこの技術は、難病の克服に必要と考えられる病態の分子病態の解明にも有効な方法であり、医学の進歩、疾患の克服に大きく貢献するとともに、将来的に国民の保健・医療・福祉等に大きく寄与するものと考えています。現在、既存の抗癌剤では治療が困難な難治性のがんや、厚労省指定の難病などを標的とした先端バイオ医薬(抗体医薬、核酸医薬)などの設計等を進めています。

抗体プロテオミクス技術を活用した 難治性がん等の創薬ターゲットの探索基盤技術開発

(2)難病の克服に向けた先端バイオ医薬の創出のための基盤技術開発

近年、難治性疾患の治療薬として、種々抗体や融合タンパク質がバイオ医薬として承認され、臨床で積極的に使用されています。しかし、このバイオ医薬は、切れ味鋭い治療効果を示す一方で、予期せぬ副作用の発現や、長期使用による薬理効果の低下等、バイオ医薬品に共通の問題点を抱えています。そこで当プロジェクトでは、我々が独自に開発してきたファージ表面提示法等の画期的なバイオテクノロジーやナノテクノロジー等を有効活用し、上記問題点を解決しうる基盤技術の開発を行っています。具体的には、バイオ医薬品の作用点を任意に変更できるタンパク質改変体創製技術の開発や、タンパク質の立体構造を、NMRや質量分析法等を利用して解析しうる基盤技術の開発、体内・細胞内での動態制御技術の開発等を進めており、新興・再興感染症に対するワクチン、自己免疫疾患に対する蛋白医薬や抗体誘導療法など、安全かつ有効なバイオ医薬の創出に貢献しうるものと期待しています。

バイオ医薬の創出のための基盤技術開発

4.バイオ創薬プロジェクトのURL

詳細ページはこちら(http://www.nibiohn.go.jp/bio-r/index.htm

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