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お知らせ

「可視光に応答する光受容タンパク質の開発に成功」(総括研究代表者:冨田 浩史(岩手大学・工学部応用化学生命工学科・教授))

2014年5月14日

独立行政法人医薬基盤研究所(NIBIO)の先駆的医薬品・医療機器研究発掘支援事業の支援による研究成果として、冨田浩史教授(岩手大学・工学部応用化学生命工学科)の研究グループは、緑藻類ボルボックスの光受容タンパク質の一つ、チャネルロドプシン1VChR1)遺伝子を改変し、青~赤色の幅広い波長光に応答する光受容タンパク質の作製に成功しました。この改変型VChR1を失明に至ったラットの網膜細胞に導入することによって、世界で初めて、青~赤色(可視光)の光を感知できる視覚を回復させることに成功しました。改変型VChR1を利用した遺伝子治療は、失明者の視覚を回復する治療法として期待されます。

本研究成果がNature グループの遺伝子治療学分野の学術誌Molecular Therapyに掲載されましたのでお知らせします。
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<本成果は、以下の事業・研究プロジェクトによって得られました>

事業名 先駆的医薬品・医療機器研究発掘支援事業
研究プロジェクト名 遺伝子導入による視覚再建研究【プロジェクトID:10-06】
総括研究代表名 冨田浩史(岩手大学・工学部応用化学生命工学科・教授)
研究期間 平成22年度~平成26年度

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