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お知らせ

国立循環器病研究センター研究所・宮田敏行先生によるセミナーを行います

2013年6月21日

下記のとおりセミナーを開催いたします。

【日時】6月28日(金)午後4時~5時
【場所】医薬基盤研究所 1F大会議室(大阪府茨木市彩都あさぎ7丁目6番8号)
【演題】疾患モデルマウスを用いた血栓性疾患の研究
【演者】宮田敏行先生、国立循環器病研究センター研究所 分子病態部 部長
【要旨】
 日本人の死因の2位は心疾患、4位は脳疾患であり、これらには虚血性や出血性の心筋梗塞や脳卒中が含まれる。
 私達は血栓症の研究を進める上でマウスモデルの作製が必須と考え、ADAMTS13を始め、幾つかの遺伝子の改変マウスを作製してきた。ADAMTS13は血栓性血小板減少性紫斑病の原因遺伝子であり、的確な診断と治療がなければ死に至る場合が多い疾患である。本疾患は厚生労働省の難治性疾患に指定されている。血小板血栓は血中のフォンビルブランド因子(VWF)依存性に形成されるが、ADAMTS13はずり応力下でVWFを切断し低分子化することにより血栓形成を制御している。本因子の研究を中心に、私達が進めてきた研究を創薬という観点も取り入れて紹介したい。

(本件による問い合わせ先)
独立行政法人医薬基盤研究所
疾患モデル小動物研究室 松田 jmatsuda@nibio.go.jp

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