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お知らせ

「多発性硬化症 検査を簡単に (阪大がキット開発)」の掲載について(総括研究代表者:熊ノ郷淳 大阪大学教授)

2010年11月29日

 独立行政法人医薬基盤研究所(NIBIO)「保健医療分野における基礎研究推進事業」等の支援による研究成果として、熊ノ郷淳教授(大阪大学 微生物病研究所 感染病態分野)らの研究グループは、多発性硬化症を簡単に判別可能な手法を開発しました。本研究成果は日本経済新聞 11月29日(月)朝刊に掲載されました。
 これまで、多発性硬化症の検査は、患者の脊髄液を採取するといった患者負担が大きいものでした。熊ノ郷教授らは、多発性硬化症患者の血清中に「セフォマリン4A」という免疫活性を有するタンパク質が多く発現していることを発見。このタンパク質を検出するキットを試作し、患者の血清中のセフォマリンを測定したところ、数時間で判定できました。研究チームは、今後、試薬メーカーと協力し2~3年後をめどに実用化を目指しています。

→研究内容はこちら

本成果は、以下の事業・研究プロジェクトによって得られました。

保健医療分野における基礎研究推進事業

研究プロジェクト名 : 
セマフォリンを標的とした多発性硬化症治療と診断キットの開発

総括研究代表者名 : 
熊ノ郷 淳 (大阪大学教授)

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