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栄養疫学・食育研究部

 食生活・栄養による健康への影響を明らかにするため、疫学的手法を用いた栄養学研究を行っています。この研究部の研究から、現在の日本人の栄養摂取状況や関連する健康状態が把握でき、その成果は「健康な生活を送るために日本人はどのような栄養素をどのくらい摂ればよいのか」を定めるための大切な科学的根拠として使われます。
 また、生涯を通じた健康づくりをするための効果的な栄養教育法について研究を行っています。幼児期や小児期での健全な発育、成人期でのメタボリックシンドローム予防、高齢期における健康を維持するための望ましい食生活の実現へ向けたアプローチの方法を明らかにします。また、健康づくりに携わる関連職種の方々と協力しながら現場への応用を目指します。

研究室

国民健康・栄養調査研究室

 厚生労働省が実施する「国民健康・栄養調査」の集計・分析を担当するとともに、調査手法及び精度管理に関する技術的・学術的な研究に取り組んでいます。また、国や自治体が独自に行う健康・栄養に関する調査の実施や評価についても、積極的な技術支援を行っています。

 これらの調査によって得られた成績は、国や地域の望ましい健康施策の展開に広く活用されています。

食育研究室

 食育推進に役立つ科学的根拠について基盤整備を行います。また、幼児・小児の健全な発育や、子どもの食習慣確立に関連する要因を明らかにするための調査研究を行っています。

 食育推進のための食環境整備や連携のあり方について、子どもたちへの食育の実践を含む実証的調査研究を行い、関連職種の方々と協力して効果的な食育実践法や食育実践後の評価法の確立を目指します。

栄養ガイドライン研究室

 各種の栄養・食事のガイドライン策定のエビデンスとなる研究を行っています。  特に、介護予防、疾病管理、活動量の非常に多い集団など、 特別な配慮が必要な集団を対象としたエビデンスの構築を目指しています。  また、これらの栄養・食事のガイドラインを遵守するための 食事のあり方や環境・体制整備についての研究も行っています。 

2023年4月6日更新