2022.7.22
, EurekAlert より:
食卓で料理に塩を添加する人は、しない人に比べて早死するリスクが28%高いようだ、という米国チュレーン大学からの研究報告。
研究チームは、英国バイオバンクの501,379人のデータを解析した。参加者は2006年から2010年の研究参加時に食塩摂取量を調査され、その後平均9年間追跡調査された。75歳未満の死亡が早死と定義された。
解析の結果、食卓で塩を全くまたは殆ど添加しなかった人と比較して、常に塩を添加した人は、早死リスクが28%高かった。また平均余命も短く、50歳の時点での平均余命が、塩を添加しない人に比べて、男性で2.28年、女性で1.5年短かった。
「我々が知る限り、本研究は食卓での塩の添加と早死の関係を評価した初めての研究である。それは健康のために食事行動を変えることを推奨するための新たなエビデンスを提供している。食事に加える塩の量を減らすか全く加えないことで、実質的な健康利益がもたらされるだろう」と研究者はコメントしている。
出典は『欧州心臓雑誌』。 (論文要旨)
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