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[運動]  ノルディックウォーキングは心臓病患者の身体機能を改善
2022.7.12 , EurekAlert より:   記事の難易度 1
  

ノルディックウォーキングが心血管リハビリテーションにおける他の形態の運動よりも優れた長期的な機能的能力の改善を提供する可能性があるようだ、というカナダ・オタワ大学からの研究報告。

心血管系疾患後のリハビリと運動プログラムは、心肺フィットネスやメンタルヘルスの大幅な改善に関連している。けれども、ウォーキングやエアロバイクなどの単調な運動を楽しんでいない人もいるため、リハビリが完了すると運動を停止する場合がある。研究チームは、より多くの人々にアピールする可能性のある、より多様な運動オプションを調査した。

増大する証拠は、高強度インターバルトレーニングやノルディックウォーキングなどの非従来型の運動介入が、6分間の歩行テストによって測定される機能的能力の改善において従来の運動アプローチよりも効果的であることを示唆している。ノルディックウォーキングは、特別に設計されたポールを使用して上半身と下半身の両方の筋肉をさらに動かす、強化されたウォーキングエクササイズである。

研究チームは、12週間にわたるリハビリテーションの長期的な効果を比較した。1)高強度インターバルトレーニング、2)中-高強度の継続的なトレーニング、3)ノルディックウォーキング。130人の患者がランダムにこれら3つのグループの1つに振り分けられ、12週間のトレーニングを実施、その後14週間の観察フェーズが続いた。

すべての運動プログラムが、うつ病の症状と生活の質を改善したが、機能的能力の改善は、高強度インターバルトレーニング(+13%)および中-高強度の継続的トレーニング(+12%)と比較して、ノルディックウォーキング(+19%)で最大だったという。

「機能的能力が低いと、冠状動脈疾患のある人の将来の心血管イベントのリスクが高くなることが予測されるため、これは重要な発見です」と主任研究者のジェニファー・リード博士は述べている。「ノルディックウォーキングは、膝の負荷ストレスを軽減しながら、体幹、上半身、下半身の筋肉に働きかけます。これにより、機能的能力が大幅に向上した可能性があります。」

(写真はノルディックスキーです)

出典は『カナダ心臓病学雑誌』。 (論文要旨)      
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