米国心臓協会は、健康チェックリストとして従来の「Life's Simple 7（人生シンプル7）」に代えて、新たに「Life's Essential 8（人生エッセンシャル8）」を発表した。今回の改定の目玉は、新たに「睡眠」が追加されたことである。

「睡眠時間の新しい測定基準は、最新の研究結果を反映しています。睡眠は全体的な健康に影響を与え、より健康的な睡眠パターンを持つ人々は、体重、血圧、2型糖尿病のリスクなどの健康要因をより効果的に管理しています」と米国心臓協会のドナルド・M・ロイド=ジョーンズ会長は述べている。

「さらに、ウェアラブルデバイスなど、睡眠を測定する方法の進歩により、人々は自宅での睡眠習慣を確実かつ日常的に監視できるようになりました。」

「My Life Check」ツールによってLife's Essential 8の各項目は、0-100点で評価される。全体的な心血管健康スコアは、8項目の平均として0-100点で評価される。平均スコアが50未満の場合は、心血管の健康状態が「不良」であることを示し、50-79は「中程度」の心血管系の健康状態と見なされる。80以上のスコアは、「高い」心血管の健康状態を示す。最も完全で正確なLife's Essential 8スコアを得るために、コレステロール、血糖、血圧、身長、体重を少なくとも5年ごとに測定することが推奨される。

人生エッセンシャル8は以下の通り：
１．食事（更新）
２．身体活動（変更なし）
３．ニコチン曝露（更新）
４．睡眠時間（更新）
５．BMI（変更なし）
６．血中脂質（更新）
７．血糖値（更新）
８．血圧（変更なし）

「人生エッセンシャル8は、心血管系の健康を保ち最適に近い状態に保つために私たちの識別能力を大きく前進させるものです」とロイド=ジョーンズ会長は結論付けている。