2022.3.9
, EurekAlert より:
協調性のある人は仕事ができるだけでなく、人生における一般的な成功とも関連する何百もの身体的・心理的・職業的指標も高いことが明らかに。米・アーカンソー大学の研究。
研究グループは「協調性」の影響をよりよく理解するために、計275の要素との関係についてのメタアナリシス142報を統合して検討した。総合すると、これらの結果には約3,900件の研究例、190万人以上の参加者が含まれていた。
その結果、協調性が要素と結果の93%に望ましい影響を与えることが発見された。
「私たちは、いわゆる性格特性のビッグ5の1つである協調性とその結果との関係について学んだことを定量的に要約して統合したかったのです」とウィルモット准教授は述べている。「これが重要であることはわかっています。おそらく今まで以上に。協調性は主に人々を助け、前向きな関係を築くことに関係する性格特性であり、組織のリーダーには不可欠だからです。」
研究グループは先行研究で、5つの大きな性格特性(誠実性、外向性、開放性、神経症的傾向、協調性)の複数のメタアナリシスを組み合わせて、職務遂行能力への影響を調べた。そして、性格特性と遂行能力の関係が9つの主要な職業グループ間で大きく異なることを発見した。
協調性の重要性を明確にして強調するために、研究者は275の要素をより広い概念のカテゴリーに編成しました。これらには、身体的および心理的健康、遂行能力、動機付けおよび成功が含まれていた。
また、すべての要素とカテゴリーにわたる協調性の特徴的な機能を捉えた8つのテーマを統合した。テーマは、協調性が個人と組織の両方にどのように役立つかという本質を示していた。
「全体として、テーマ間の相互作用が明らかになりました」とウィルモット准教授。「協調性は仕事に労力をかけることによって特徴づけられましたが、このエネルギーは他の人を助けたり協力したりすることに最もよく向けられていました。言い換えれば、チームワークです。」
出典は『性格と社会心理学レビュー』。 (論文要旨)
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