2022.1.28
, EurekAlert より:
コーヒーの摂取量が多い女性は、子宮内膜がんの発症リスクが低いようだ、という中国・北京協和医院などからの研究報告。通常のカフェイン入りコーヒーのほうがカフェインレスコーヒーよりも保護効果が高いようだ。
研究チームは、コーヒー摂取と子宮内膜がんの関係を調べた24件の先行研究の系統的レビューとメタ分析を行った。研究では699,234名の参加者に9,833件の子宮内膜がん新規発症例が報告されていた。
データ解析の結果、コーヒーの摂取量が最も多かった女性は、最も少なかった女性に比べて、子宮内膜がんの発症リスクが29%低かったことが明らかになった。カフェイン入りコーヒーの摂取者に限定すると、発症リスクは34%低かったという。
研究者は、コーヒーが抗がん効果を発揮する理由についていくつかの仮説を立てているが、それを立証するためには、より大規模の研究によって、さらにデータを収集しなければならない、としている。
出典は『産科婦人科研究雑誌』。 (論文要旨)
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