2021.4.12
, EurekAlert より:
ソーシャルメディアでは、ほとんどの人がニュースの正確性を気にするが、誤った情報を広めないようにするためにはリマインダーが必要かもしれない、という米国マサチューセッツ工科大学からの研究報告。
ソーシャルメディアでの政治的誤情報の拡散を阻止することは、不可能な作業のように思えるかもしれない。けれども、本研究によると、オンラインで虚偽のニュース記事を共有するほとんどの人は意図せずにそうしているため、共有の習慣は正確さに関するリマインダーで変更できるという。
研究チームは、米国の5,000人を超える調査回答者を使用した複数の実験と、Twitterを用いたフィールド実験を行った。
オンライン実験の結果からは、このようなリマインダーが表示されると、人々がオンラインで共有する真のニュース記事と偽のニュース記事の割合の差が大きくなる可能性があることが明らかになったという。
「人々に正確さについて考えさせることは、イデオロギーに関係なく、彼らが共有においてより見識を深めることになる」と共著者であるデビッド・ランド教授は言う。「そしてそれは、ソーシャルメディアプラットフォームのためのスケーラブルで簡単に実装可能な介入に変換される。」
出典は『ネイチャー』。 (論文要旨)
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