2020.5.27
, WHO Europe より:
WHO欧州は、COVID-19の蔓延を抑制するために外出制限やその他の規制が行われている欧州諸国において、ウイルスに対抗するための免疫機能を維持するために、良好な栄養摂取が極めて重要であるとしている。
外出自粛や飲食店の営業規制によって、生鮮食品へのアクセスが制限されたり、脂肪、糖類、塩分の多い傾向にある高度加工食品の摂取が増えることで、健康で多様な食生活を続ける機会が損なわれる可能性がある。
WHO欧州は、外出制限下でも健康的な食事をサポートするために、「一般的なヒント」「最高の食品購入リスト」「レシピの例」を用意している。
https://www.euro.who.int/en/health-topics/health-emergencies/coronavirus-covid-19/novel-coronavirus-2019-ncov-technical-guidance/food-and-nutrition-tips-during-self-quarantine
また、最適な健康のためには、身体活動を続けることも重要である。
WHO欧州は、健康な人が在宅中に身体活動を続けることを支援するための、過程におけるエクササイズのヒントや例などのガイダンスを作成した。
https://www.euro.who.int/en/health-topics/health-emergencies/coronavirus-covid-19/novel-coronavirus-2019-ncov-technical-guidance/stay-physically-active-during-self-quarantine
■一般的なヒント 1.計画を立て過剰に購入しない 2.新鮮な食材、賞味期限が短いものから使う 3.家庭で調理する 4.食品配達オプションを活用する 5.ポーションサイズに注意する(過食に注意する) 6.衛生面に注意する 7.塩分を摂りすぎない(5g未満) 8.砂糖を摂りすぎない(5%未満) 9.脂質を摂りすぎない(30%未満)。不飽和脂肪酸を少量。飽和脂肪酸は制限する。トランス脂肪はできる限り避ける。 10.十分な食物繊維を摂る 11.水分補給。水道水が最も健康的で安価な飲み物である。コーヒー、濃いお茶、カフェイン飲料、栄養ドリンクは避ける。 12.アルコールを避ける。特に大量飲酒はCOVID-19を含む感染症に対処する身体の能力を損なう。自己検疫の間は特に避けること。買い物リストに載せるべきではない。 13.家族の食事を楽しむ
■最高の食品購入 1.新鮮な果物と野菜:WHOは1日最低400g(5ポーション)の果物と野菜の摂取を推奨。 2.冷凍フルーツには繊維とビタミンが豊富 3.乾燥および缶詰のマメ 4.全粒穀物とでんぷん質の根菜(ジャガイモ、サツマイモなど) 5.ドライフルーツ、ナッツ、種子 6.タマゴ 7.缶詰野菜 8.魚の缶詰 9.低脂肪で保存安定性のある牛乳
■レシピの例 1.ひよこ豆とキノコのパテ 2.グリーンピースシチュー 3.野菜とマグロの缶詰のパスタのソテー
(詳細はURLをたどってください。英文です)
※この記事は、あくまで参考のために、欧州各国向けのWHO欧州の記事を紹介するもので、日本人のガイドラインになるものではありません。
日本では、以下のURLにガイドラインがありますのでご利用ください。
https://www.nibiohn.go.jp/eiken/corona/
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