2020.4.14
, EurekAlert より: 
規則正しい就寝時間と1晩最低7時間の健康的な睡眠が重要であり、充分な睡眠の欠如は、糖尿病、脳卒中、心血管疾患等のリスクを高めるようだ。米国ノートルダム大学からの研究報告。
研究チームは、Fitbitを用いて、557名の大学生から4年間かけて、255,736回の睡眠を記録したデータを解析した。普段の睡眠習慣と、安静時心拍数(RHR)の関係を検討した結果、就眠時間が通常より1-30分遅くなるだけで、RHRの有意な上昇が続く日々において観察されることを発見したという。ここで通常の就眠時間は個人の就眠時間の中央値の前後1時間の範囲としている。就任時間は遅くなるほど、RHRの上昇リスクは高まった。
意外にも、通常の時間より早い就眠時間もRHRを高めたという。30分早い就眠時間なら殆ど影響はなかったが、1時間以上早い就眠は有意にRHRを高めた。
「本研究において、我々は1日7時間の睡眠を夜間にしていても、毎日同じ時間にベッドに入らないと、睡眠中の安息時心拍数が高まるだけでなく、それが翌日も続くことを明らかにした」と主任研究者のナイテッシュ・チャウラ教授は語っている。
出典は『npjデジタル医療』。 (論文要旨)
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