2020.3.13
, EurekAlert より:
何時に食べるかで摂取カロリーの燃焼が変わるようだ、という米国バンダービルト大学からの研究報告。
研究チームは、ヒューマンカロリーメータを用いて中高年者の代謝をモニターした。各参加者は、ランダムな順番で、2回の56時間セッションに臨んだ。各セッションでは、同じ時間に昼食(12:30)と夕食(17:45)を摂ったが、第三の食事の時間が8:00(朝食)または22:00(深夜食)と異なっていた。朝食と深夜食は栄養学的に等価なものとした。オーバーナイトの絶食時間は両セッションで同じ長さになるようにした。
両セッション共に、食品の種類・量は同じであり、参加者の活動レベルも同じだったにも関わらず、食事の時間が異なることによって、深夜食では朝食に比べて脂質の燃焼が抑えられる傾向がみられたという。
本研究は食習慣についての貴重な洞察をもたらすものであり、夕食から朝食までの絶食が体重管理を最適化することを示唆していると研究チームはまとめている。
出典は『プロス生物学』。 (論文要旨)
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