2020.2.12
, EurekAlert より:
世界人口の7割がオメガ-3系脂肪酸を必要なだけ摂取できない状況があるようだ、というノルウェイ科学技術大学からの研究報告。
「どれだけのEPAとDHAが生産され消費されるのか調べたところ、世界人口の70%が必要量を入手できないことが明らかになった」と筆頭著者のヘレン・ハミルトン博士は語っている。
ハミルトン博士らは供給ギャップの背後にある原因を明らかにすると共に、リサイクルを改善したり新たな主要供給源を提案するなどして供給を高める方法についても示唆した。
世界中の漁業にプレッシャーがあり、全漁獲資源の63%が乱獲されて再構築が必要である、と博士らは書いている。そのため、人々がEPAとDHAを得るために日々必要なだけの魚を捕獲することができないのだという。
「我々はもはやこれ以上の魚を捕獲することができない」とハミルトン博士は言う。「これが意味するところは、既に我々がもっているものを最適化するか新しいものを見つけるかである。」
出典は『ネイチャー食品』。 (論文要旨)
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