2020.1.31
, EurekAlert より:
乳児期に身体活動が少ないと、脂肪蓄積が多い傾向があり、その後も肥満になりやすいようだ、という米国ジョンズ・ホプキンズ大学等からの報告。
乳児期の身体活動は肥満の予防に役立つ可能性が考えられるが、乳児の身体活動について、客観的な定量化は困難であったという。そこで今回の研究では、2013年から2016年、ノースカロライナ州ダーラム地域の乳児506を対象とし、3、6、9、12か月と追跡期間ごとに4日間、加速度計を使用し、身体活動レベル、BMI、内臓脂肪を追跡し、関連性を調査した。
結果は、3か月以降の追跡期間において、平均的な身体活動量は、約4%増加したという。そして、身体活動の高さは、内臓脂肪型肥満と関連したという。
「今回の研究は、客観に測定した身体活動レベルの高さと内臓脂肪型肥満との関連性を、経時的に実証した初めての研究である」、「乳児期であっても、子供が自由に動くことが重要である。最近は、車のシート、椅子、ベビーカーなど、座位時間が増えている。我々は、これら椅子等が及ぼす発達上の影響について、十分に考えていなかった」とサラ・ベンジャミン・ローニン博士は述べている。
出典は『肥満学』。 (論文要旨)
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