2020.1.30
, EurekAlert より:
高品質の低炭水化物ダイエットと低脂肪ダイエットは総死亡率を低下させるかもしれない、という米国ハーバード大学からの研究報告。
20歳以上の米国人37,233人を対象としたコホート研究から、低炭水化物ダイエットと低脂肪ダイエットは、総死亡率には関連していないことが明らかになったが、不健康な低炭水化物ダイエットと不健康な低脂肪ダイエットは、より高い総死亡率と関連していることが明らかになった。
それに対して、健康的な低炭水化物ダイエットと健康的な低脂肪ダイエットはより低い総死亡率と関連していることが明らかになった。
ここでいう健康的な低炭水化物ダイエットとは、質の低い炭水化物を減らし、植物性たんぱく質と不飽和脂肪酸をより多く摂るようなダイエットであり、健康的な低脂肪ダイエットとは、飽和脂肪酸を減らし高品質の炭水化物と植物性たんぱく質を多く摂るようなダイエットのことである。
これらの結果は、低炭水化物および低脂肪ダイエットの総死亡率の軽減が、3大栄養素の品質と起源に依存していることを示唆するものだ、と研究チームは結論付けている。
出典は『JAMA内科学』。 (論文要旨)
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