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[栄養]  砂糖は脳の化学を変える
2020.1.24 , EurekAlert より:   記事の難易度 3
  

砂糖(ショ糖)は、依存性薬物と類似の様式で、脳の報酬回路に影響を及ぼすようだ、というデンマーク・オーフス大学からの研究報告。

食物依存症(フードアディクション)というアイデアは、科学者の間では極めてコントロバーシャルな(議論の多い)話題である。

キッチンの棚に忘れられたチョコの欠片を探したことのあるヒトなら誰でも、美味しい食品に対する欲望を制御するのが困難であることに同意してくれるだろう。だが、それは本当に依存症なのだろうか?

「疑いもなく砂糖は様々な生理学的効果を持っており、それが健康的とは言えない多くの理由を上げることができる。だがしかし、私はずっと砂糖が我々の脳と行動に影響を及ぼすかどうかに疑問を感じており、神話を否定できることに希望を抱いてきた」と主要な著者のひとりであるミカエル・ウィンターダール准教授は語っている。

本研究は、7匹のブタに12日間毎日2Lの砂糖水を与えるというもので、研究チームは、実感開始日と最終日にブタの脳を画像解析した。

「わずか12日間の砂糖摂取で、我々は脳のドパミンとオピオイド系に大きな変化を認めることができた。実際、オピオイド系は、幸福や喜びに関連した脳の化学物質だが、最初の摂取後すぐに活性化されていたのだ」とウィンターダール准教授は語っている。

出典は『サイエンティフィックレポート』。 (論文要旨)      
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