2020.1.23
, EurekAlert より:
新しいフレイル指数は、高齢の入院患者において急性疾患がどのように身体機能に影響を及ぼすか明らかにするのに役立つかもしれない、というカナダ・ダルハウジー大学等からの研究報告。
高齢のフレイル患者はしばしば急性疾患での入院に際して、身体機能を低下させる。患者のフレイルを彼らの疾患との関連で理解することができれば、退院後のサポートに役立つだろう。
研究チームは、ロンドンのユニバーシティカレッジ病院で、通常の臨床検査データを用いてフレイル指数を開発し、入院アウトカムデータと関連付けた。
データ解析の結果、フレイル指数がより高い患者は、再入院のリスクが18%高く、死亡リスクが45%高いことが明らかになった。
「急性期において臨床的フレイルを評価することは困難である」と共同研究者のサミュエル・シアル博士は語っている。「このフレイル指数がその助けになるだろう。」
出典は『CMAJ』。 (論文要旨)
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