2019.11.5
, EurekAlert より:
植物ベースの食事は、関節リューマチ患者の痛みの症状を癒す効果があるようだ、という米国の責任ある医療のための医師の会によるレビュー報告。
関節リューマチは痛みと腫れの原因となる炎症を特徴とする自己免疫疾患である。遺伝的因子が重要だが、多くの研究から生活習慣因子(食事など)も関係していることが示唆されている。
研究チームは、臨床試験と観察研究のレビューを行った結果、植物ベースの食事パターンが炎症を軽減し関節リューマチに伴う諸症状を緩和することを発見したという。
1.植物ベースの食事は炎症を軽減する 2.植物ベースの食事は関節リューマチの痛みと腫れを軽減する 3.植物ベースの食事はより低いBMIと関連する 4.植物ベースの食事は健康的な腸内細菌を促進する
「植物ベースの食事は、果物、野菜、穀類、豆類から構成され、関節リューマチには非常に助けになるようだ」と研究共著者のハナ・カーレオヴァ博士は語っている。「本研究は、簡単なメニューの変更によって関節痛、腫脹、その他痛みの症状を改善できるという希望を提供するものだ。」
出典は『栄養学の最前線』。 (論文要旨)
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