2019.11.5
, EurekAlert より:
家庭で実施するゲーム要素などを加味したステーショナリーバイクによる運動は、パーキンソン病患者の心血管フィットネスレベルを改善した、という蘭ラドバウド大学医療センターからの報告。
運動が健康に良いとは思っても、多くの人が長期にわたって運動を維持することは難しい。パーキンソン病のような疾患のある人でもそれは同じである。
研究チームは、パーキンソン病患者を対象に単一施設二重盲検ランダム化対照臨床試験を実施した。
130名の参加者をランダムに2群に分け両群に運動を勧める動機づけアプリを使ってもらった。対照群(65名)では、ストレッチだけが勧めされ。介入群(65名)では、少なくとも週3回、家庭でのステーショナリーバイクの30-45分の運動が始動された。
介入群のバイクには動機づけゲームが装備され、より楽しんでまた挑戦的に運動が実施できるようになっていた。
これら動機づけ要素のおかげで、参加者は6か月間にわたって週3回のエクササイズを忠実にこなしたという。終了後、介入群は対照群に比べて、心血管フィットネスがより良好になり、運動障害も有意に改善された。
出典は『ランセット神経学』。 (論文要旨)
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